ぼやあ樹だより@2022年11月号
11月になりました。
横浜は寒いくらいの日が数日あり、
秋を飛ばして冬になってしまったのではないかと思ってしまうほどでした。
今回は長寿のお祝いについてふれたいと思います。
長寿のお祝いとは、賀寿のお祝いともいい、
長生きを願い、感謝の気持ちを込めておこなう行事です。
実際にご両親、おじいちゃんおばあちゃん、ご親戚、ご友人のお祝いをしたことがある方も多いかと思います。
さて、ここからは人生の節目にはそれぞれ名前がついているのでご紹介します。
●還暦 満60歳●
十二支が十干する干支、これが60年で一巡します。
それによって「生まれた時と同じ暦に還る」ということで「還暦」となりました。
赤いちゃんちゃんこを着てお祝いすることでも知られていますね。
赤の色に魔よけの力があることから、
「生まれた時と同じ暦に還る」という還暦に赤いちゃんちゃんこを
「長生きしてね」という願いを込めて贈るようになったようです。
●緑寿 66歳●
比較的新しい長寿のお祝いで、「緑々→ろくろく→66歳」というかけ言葉になっています。
一般的な定年が60歳から65歳に延長されたことで、
このタイミングでお祝いしようと作られました。
還暦の赤いちゃんちゃんこに対して、こちらのイメージカラーは漢字のまま緑です。
●古希 70歳●
唐の詩人、杜甫が詠んだ「人生七十古希稀なり」に由来した節目です。
昔は寿命が今よりも短かったために、70歳を迎えられるというのは稀なことだったんですね。
●喜寿 77歳●
「喜」の字を草書体で書くと「㐂」となり、「七十七」に見えることが由来です。
ラッキーセブンの「7」という数字、ダブルで並ぶ77歳はとても縁起が良くめでたい感じが伝わります。
●傘寿 80歳●
「傘」という漢字を分解し、「八十」になることに由来しています。
現在は医療技術が進み、80歳を迎える方も大変多くなっています。
●米寿 88歳●
こちらも漢字の「米」という字を分解すると「八十八」となることに由来しています。
日本では「八」という漢字は末広がりで縁起のいい字とされていますね。
喜寿の77歳と同じく、「八」がふたつ並ぶ88歳はとてもめでたいのは納得です。
●卒寿 90歳●
「卒」の略字は「卆」、これを分けると「九」と「十」になることに由来しています。
今ではそれほど珍しくなくなった90歳ですが、
昔は90歳を迎えられる方はとても少なかったことが想像できます。
●白寿 99歳●
漢字の「百」から一画目の「一」を引くと「白」ですね。
100-1=99なので、99歳のお祝いは白寿、ということです。
漢字からこのようなネーミングの発想がうまれることも面白く興味深いですね。
ちなみに、2022年に白寿を迎える方は、大正12年生まれの方。
大正、昭和、平成、令和...激動の時代を生き抜いた方々です。
白寿を迎えてこれからもまだまだ元気に活躍されてほしいものです。
●百寿 100歳●
100歳、そのまま百寿。
読み方は「ももじゅ」もしくは「ひゃくじゅ」。
誕生から一世紀ということで「紀寿」ともいうそうです。
また、百寿のお祝いとして、内閣総理大臣からお祝い状と記念品が送られるそうですよ。
厚生労働省のホームページを見ると、
令和2年の時点で百寿のお祝いの対象者は4万人を超えていました。
お誕生日を迎えるのは、子供の頃は楽しかったけど...という方も多いでしょう。
でも、年を重ねて、いろいろな経験を重ねられた方の人生を労い、
これからの健康とさらなる長寿を願う節目のお祝いはまたひとしおですね。
ぼやあ樹でも、毎月お誕生日会を各事業所で開催しています。
お祝いメニューやデザート、スタッフお手製のメッセージカードの贈呈など、
ご利用者様方には楽しい時間を過ごしていただいております。
そしてご利用に関わるみなさんの笑顔のために「希望をカタチに」すべく、
スタッフ一同、日々邁進してまいります!
さて、11月の広報誌が完成いたしました。
ぜひご覧になってください。
広報誌「ぼやあ樹だより」2022.11.pdf
ありそうで他にはないぼやあ樹の特徴=強みはコレ!.pdf