ぼやあ樹だより@12月号
12月、いよいよ今年も終わり。
なんとなく気忙しい時期ですね...。
この時期クリスマスやお正月など、楽しいイベントも盛りだくさんですが、
冬は介護の現場において注意しておきたいことがいくつかありますので
ぜひお家に高齢者がいらっしゃる方は下記のようなことに充分気をつけてお過ごしください。
●季節感が薄れて寒さが認識しにくくなる
⇒ものすごく寒いのに薄着でいたり、室内を温かくしようとしないことがあります。
着脱が面倒で、服で調節しなかったりする場合があります。
ボタンやファスナーだと難しいこともあるので、その場合はマジックテープにするなどし、
前後ろがわかるようにタグ付けなどするのもおすすめです。
逆に、寒さへの不安からたくさん着込みすぎる場合もありますので注意が必要です。
また、素材感が気に入らない場合もありますので、心地の良い肌触りのものを選ぶと良いです。
●暖房器具がうまく使えない
⇒最近の電子機器は大変優れている一方で、
高齢の方が使いこなすのは難しいところもあります。
うまく操作ができないことで使用しない、といったことがありますので暖房器具の選び方にも配慮が必要です。
また、操作ができないことから寒い部屋で長時間いることによって低体温性になる場合があります。
逆に、火や灯油を使ったストーブなどは取り扱いに注意し、
就寝時には湯たんぽでの低温やけどにも気をつけてください。
●入浴時のヒートショック
⇒急激な温度の変化によって急激に血圧が変動して起こりますので、下記のことに注意が必要です。
・脱衣所、浴室を温めておく。
・お風呂の温度を上げすぎない。
・浴槽からいっきに立ち上がらない。
・食事の直後や飲酒状態の入浴は控える。
・入浴後に水分補給をする。
●感染症
⇒部屋を乾燥させないように湿度を調節すること、そしてうがい手洗いが大切です。
また、しっかり食べて栄養状態をよくすることで免疫力がアップします。
●関節の痛みなど
⇒寒さによって肩、腰、膝など関節の痛みが出ることがあります。
痛くなる➡動きたくなくなる➡筋肉量が低下する➡熱生産量が減る
➡体がさらに冷える➡低体温性や感染症のリスクが上がる
といった悪循環になってきますので、適度な運動をして血行を良くすることが大切です。
さて、12月の広報誌が完成いたしました。
利用例も要チェックしてみてください。
今月もぼやあ樹スタッフ一同ご利用者様の「希望をカタチに」すべく邁進しております!